インターネットや雑誌ですすめられている銘柄を買えば儲かるの?

こんにちは。

今回は、初心者向けQ&Aの6回目の「インターネットや雑誌ですすめられている銘柄を買えば儲かるの?」についてです。

株式投資を始める前に、まず疑問に思うこととして、どうやって情報を得れば良いのかということがありますが、実際には、インターネット、新聞、雑誌、テレビなどありとあらゆるところに溢れているので、株に関する情報を手に入れるのに苦労することはありません。
(良く利用される情報源や管理人の情報収集の方法は、株の情報はどこで見れる??のページで紹介しています。)

そして、最近は、特にインターネットの発達によって、かなり多くの新鮮な情報を無料で手に入れることができるようになってきています。

簡単に多くの情報を手に入れることができるようになったという点では、以前より恵まれているのですが、反面、良い情報を見つけるのに時間がかかるなど情報が多すぎることのデメリットもあります。

 

だいぶ前置きが長くなりましたが、本題の「インターネットや雑誌ですすめられている銘柄を買えば儲かるのか?」ということですが、結論から言うと、情報源や情報を手に入れるまでの時間、相場環境など状況によって異なるので、一概には言えません。

ただし、確実に言えることはあって、何も考えずに、インターネットや雑誌ですすめられている銘柄が買い続けるだけでは、継続的に儲けることはかなり難しいです。

ここでは、何も考えずに情報をうのみするだけではなぜ儲からないのかという理由、そして、情報にどう接していけば良いのかということを考察していきます。

 

嘘、おおげさ、紛らわしい情報が多い

株式投資は、将来の株価を予想するという未来の事が対象となるので、不確かな情報や紛らわしい情報が自然と多くなります。

また、雑誌やテレビは、購読者や視聴者をできるだけ増やすことが重要なので、やたらおおげさな内容にしたり、まだ確定していない事項をフライングして発信することも良くあります。

昔から同じようなことはありましたが、最近は、さらにそういった傾向が強くなってきているように思います。

これらを踏まえて、情報収集時に気を付けておきたいのは、以下の2点です。

①情報源の信用度を知ること

情報源によって信用度は違って、たとえば、新聞と週刊誌とでは、最近は、新聞の信用度も少し減ってきているとは言え、やはり、新聞のほうが信用できる情報が多いです。

誤解されないように言っておくと、信用度の高い情報源が、信用度の低い情報源より必ずしも優れているわけではありません。

いくら情報が正確であっても、多くの人が知っている内容がほとんどであれば意味がありません。逆に、半分が不正確な情報であっても、残り半分が非常に有用な情報であれば、うまく利用すれば、役に立つかもしれません。

不確かな情報と有用な情報を見分けることができるようになれば一番良いのですが、そう簡単ではないので、利用する情報源がどの程度信用できるかを知り、信用度を理解した上で利用することが大事です。

例えば
情報源A・・・正確な情報だが、有用度の低い情報が多い
情報源B・・・半分は有用だが、半分は大げさな情報である
情報源C・・・ほとんどが、ガセネタや妄想である

というようなことが分かれば、情報源Aはたまに見る程度で良い、情報源Bは話半分で情報を読むようにする、情報源Cは見る必要がないというように判断することができます。

まずは、良さそうに思う情報源をいくつか実際に利用してみて、信用度や有用度を知って、自分に合った使いやすい情報源を見付けると良いでしょう。

②事実と予想(筆者の見解)を分けて考えること

株に関する情報は多くは、事実のみか事実と予想の2つが書かれているケースが多いです。

一例として、モーニングスターの記事を挙げますが、この記事中の「売り一巡後の見直しが期待され、押し目を拾うチャンスと判断したい。」「気象庁の季節予報によると、今夏は「暑い夏」が予想されることから、今後は季節商材の売上増も期待される。」の部分は予想、それ以外は、事実です。

予想の部分は、あくまで筆者の見解に過ぎないので、正しいかどうか自分なりにも考えてみる必要があります。

このように、情報の内容を意識して、事実と予想に分けて、その後、予想の部分については自分自身でもしっかり考えるようにしましょう。

 

投資判断をするには、情報が不足しているケースが多い

株価は、多くの場合、1つの材料だけで動くわけではなく、いろいろな事象が複雑に組み合わさって動きます。

そのため、株式投資をする場合は、様々な角度から銘柄を分析して、総合的に判断する必要があります。

しかし、株の銘柄に関する情報は、部分的にしか見ていないケースが非常に多いです。

このHPのおすすめの優待銘柄という記事の後半部分を例にして考えてみましょう。

株主優待が魅力的な銘柄として、イオン、三越伊勢丹ホールディングス、ビーアールホールディングスをの3つを紹介していますが、ここには株主優待の内容と利回りしか掲載していないので、この情報だけで投資するのは危険です。

まず、最低限必要なこととしては、情報が正しいか(誤りや内容が古くなっていて状況が変わっていることもあるため)を検証しましょう。

次に、必要な情報を自分自身で調べて補い、全ての情報を総合して考えて、投資判断をしましょう。

なお、必要な情報は、投資手法や個人の考え方によって異なりますが、直近の株価の動き、業務内容、業績の推移などが考えられます。
(必要な情報については、このHPの初級編の最後で銘柄のチェック項目として考察しています。)

 

情報は正しいが、すでにその情報をもとにして株の売買が行われてしまっている

たとえ、情報が正しくても、その情報をもとに株価がすでに動いているというケースも良くあります。
(このような事象を織り込み済みと呼びます。)

このような場合、後からその情報をもとに売買をしたところで、利益を出すことはできません。

会社四季報オンラインの記事を例に出すと、アエリアという企業が、5/9の取引終了後、利益が大きく増える見込みと発表しました。

普通に考えると、翌日の5/10は株価が上がるはずなのですが、実際は下がってしまいました。

これは、アエリアの利益が上がることを予想している人が多くいて、すでに株が買われていた状態だったからと考えられます。

情報が織り込み済みというケースは、株式投資においては少なくありません。

企業の情報は、運用会社のようなプロが組織ぐるみで調べていて、早く知ることができるし、雑誌に情報が掲載される場合も、情報を提供する人や編集に関わる人が発売前に情報を知っているからです。

なお、直近の株価の動きやPER、PBRといった株価指標を調べることで、情報が織り込み済みかどうかをある程度は確認することができます。

 

自分自身で考えて、自分自身で判断することが重要

情報は、儲かる銘柄を教えてくれるものではなく、新しい銘柄を見つけたり、知っている銘柄をより深く調べるきっかけを与えてくれるものと考えると良いと思います。

情報が正しいかを検証し、必要な情報を補足し、最終的には自分自身で投資の判断をすることが重要です。

自分自身で判断をしたからと言って、うまくいくかどうかはわかりませんが、納得感はあるし、自分で考えて判断することを繰り返すうちに、良い投資判断ができるようになってくるでしょう。

 

これで、第6回目のQ&Aは終了です。

第7回目のテーマは、「どの投資手法が良いの?」です。