(4319)TACの株主優待の紹介と簡易分析
(2017/9/30作成)
事業内容
資格の学校を運営しています。法人研修、出版、人材紹介事業等も行っています。
業種は、サービス業に分類されます。
現在の株価は275円、1単元は100株です。
株主優待の内容
自社開講講座の受講料の割引券(10%)です。
権利確定月・・・3月末、9月末
100株(1単元)以上で1枚、1,000株(10単元)以上で2枚、年2回もらえます。
各種指標
PER11.6倍、PBR0.94倍、配当利回り1.81%、自己資本比率22.45%です。
PER、PBRにやや割安感がありますが、自己資本比率は低いです。
業績の推移
(単位は100万円)
売上 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |
2014/3 | 20,526 | 1,034 | 1,299 | 816 |
2015/3 | 19,537 | 140 | 404 | 208 |
2016/3 | 20,007 | 605 | 635 | 213 |
2017/3 | 20,440 | 713 | 692 | 490 |
2018/3 (会社予想) |
20,900 | 810 | 780 | 440 |
業績は低迷していましたが、ここ数年は回復傾向です。
個人的な総合評価
★★★(★5つが満点)
有名な資格の学校の大手なので、ご存知の方も多いと思います。
資格の学校運営という事業内容から業績に安定感がありそうなイメージがありますが、実際は、業績は不安定です。
事業の譲受を行うことも良くあり、業績の推移を読みにくく、難しい銘柄という印象ですが、政府が教育を重視する政策を打ち出すなどした場合に恩恵に預かって大幅に株価が上昇するという可能性もあります。
株主優待は、TACの講座を受講する方にとっては、とても魅力のあるものです。
また、使用しない方であっても、現在は1枚200~300円程度で金券屋に売ることができます。
TACの高額の講座を受講する方にぜひおすすめの銘柄と言いたいところですが、金券屋に行けば1,000円程度で売っていますので、優待目当てで株を買う必要はありません。
割安感があり、政策の恩恵を受ける可能性があるという意味では魅力的な銘柄ですが、業績が不安定で読みにくいというデメリットもあるため、評価を普通(★3つ)としています。
※この内容は、同銘柄への投資を推奨することを目的に書いているわけではなく、株主優待を導入している銘柄にどんなものがあるのかを紹介することを目的としています。
分析もしていますが、あくまで、作成日時点の情報をもとに簡易分析を行っているだけなので、実際に投資する際は、ご自身でしっかりと分析して判断する必要があります。
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