(3313) ブックオフコーポレーションの株主優待の紹介と簡易分析

(2018/1/20作成)

事業内容

中古本の販売です。衣料や雑貨、家電なども取り扱っています。

業種は、小売業に分類されます。

現在の株価は833円、1単元は100株です。

 

株主優待の内容

お買物券です。

権利確定月・・・3月末

100株(1単元)以上、保有期間3年未満で2,000円分、保有期間3年以上で2,500円分のお買物券をもらえます。
200株(2単元)以上、保有期間3年未満で3,000円分、保有期間3年以上で4,000円分のお買物券をもらえます。
500株(5単元)以上、保有期間3年未満で5,000円分、保有期間3年以上で7,500円分のお買物券をもらえます。

 

各種指標

PER171倍、PBR1.28倍、配当利回り1.20%、自己資本比率27.3%です。

割安感はありません。

 

業績の推移

(単位は100万円)

売上 営業利益 経常利益 純利益
2014/3 79,519 2,024 2,608 951
2015/3 74,347 1,127 1,677 151
2016/3 76,564 -530 5 -528
2017/3 81,344 116 588 -1,159
2018/3
(会社予想)
82,000 500 950 100

 

業績は、今期はやや回復する予想ですが、全体的に良くありません。

 

個人的な総合評価

★★(★5つが満点)

ブックオフは、中古本の買取、販売の大手です。

駅の近くに出店し、大量の中古本を在庫に持ち品揃えを良くするというビジネスモデルは、当初は斬新では利益を出せていたのですが、最近は、ヤフオク、メルカリなどの競合の登場や電子書籍が普及してきたことから利用者数が減り、あまり利益を出せなくなってきています。

会社としてもヤフーと提携したり、本以外にも家電、衣類の取扱を増やすなどしていますが、現在は、業績回復の途中という感じです。

 

株主優待はお買物券で、まずまずの使い勝手と思います。

参考として、100株を3年未満保有の場合で、お買物券を額面通りとすると、優待も含めた利回りが3.60%となります。

 

業績が悪く、株価も高値圏で推移していることから評価を★2つとしています。

ヤフーとの提携や本以外の商材の取扱いを増やすなど新しい試みを多くしており、良い点もありますが、もっと株価が安くなったときや業績がさらに回復する見通しが立たないと厳しいと考えています。

 

 

※この内容は、同銘柄への投資を推奨することを目的に書いているわけではなく、株主優待を導入している銘柄にどんなものがあるのかを紹介することを目的としています。

分析もしていますが、あくまで、作成日時点の情報をもとに簡易分析を行っているだけなので、実際に投資する際は、ご自身でしっかりと分析して判断する必要があります。

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