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株式投資での儲け方は、3つあります。

 

①配当金

株を購入して、特定の時期に保有していると、企業の利益の分け前として、配当金をもらえます。
企業によって配当金の額は違うのですが、日本市場での平均は2%程度と預金金利に比べると非常に高い数字になっています。

ただし、預金と違って、もらえる額が確定しているわけではなく、その年によって増えたり、減ったりすることも良くあります。

 

②株主優待

株主優待も配当金と同様、株を購入して、特定の時期に保有しているともらえます。
通常は、おまけのようなものですが、中には配当金を上回る非常に有益なものもあります。

 

③売却益

株は、買うだけでなく、買った株を売ることもできます。
株の価格(株価といいます)は、取引時間中、変化するので、安い価格で買って、高い価格で売ることで売却益を得ることができます。

注意することは、株価は上がるだけなく、下がることもあり、高い価格で買って、安い価格で売ると売却損が発生します。

なお、株を保有したままの状態で、買った時から株価が変わった場合も利益や損失が出ていますが、これはまだ実現していない利益(または損失)なので、含み益(または含み損)と呼びます。

 

通常、配当金、株主優待、売却益のうち、最も重要な要素は、売却益です。

というのも、配当金、株主優待はあわせても、せいぜい、1年に数%程度の利益にしかなりませんが、売却益は1日で数%以上になることもあり、非常に影響が大きいからです。

そのため、株式投資の基本は、いかに株を安く買って、高い値段で売るかということになります。

 

【まとめ】

・株式投資での利益を出す方法は、配当金、株主優待、売却益の3つである。

・3つの利益の出し方のうち、通常、最も重要なのは、売却益なので、株を安く買って、高い値段で売ることが株式投資の基本である。

 

【キーワード】

株価(かぶか)・・・株の価格、値段のこと。株価は、取引時間中、変動する。

売却益(ばいきゃくえき)・・・株を安く買って、高く売ったときに発生する利益のこと。反対に、高い価格で買って、安い価格で売った場合の損失のことを売却損という。

含み益(ふくみえき)・・・株を購入し、その後、株価が上昇した場合のまだ確定していない利益のこと。反対に、保有している株の株価が下落した場合の確定していない損失のことを含み損という。

 

さて、株価は、取引時間中、変化すると言いましたが、なぜ変化するのでしょうか?

 

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