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株の大きな特徴として、株を取引する場所(証券取引所)が開いている間、株価は動き続けます。

証券取引所では、買いたい人と売りたい人が価格と数量を出し合い、折り合いが付けば売買が成立します。(売買が成立することを約定といいます。)
そして、1番直近に成立した売買での価格が株価となります。
市場で、魚の競りが行われているのと同じようなイメージです。

そのため、買いたい人が多ければ株価は上がり、売りたい人が多ければ株価は下がります。
株も普通の物や食品と同じで、需要と供給によって価格が決まるので、人気があったり、流通している量が少ないと価格が上がります。

 

もう少し掘り下げて、買いたい人が多くなる、また、反対に売りたい人が多くなる原因はどのようなものがあるのか考えてみます。

買いたい人が多くなる原因としては、業績が伸びる見込みになる、新商品を発表する、配当金を増やすなどが考えられます。

反対に、売りたい人が多くなる原因としては、業績が下がる見込みになる、配当金を減らす、利益をごまかしていたことが明るみになるなどの不祥事が発覚するなどが考えられます。

また、株は、市場全体の動きに引きずられやすいという性質があるので、保有している株式に関する新しい情報がない場合も、全体的に上がっているからという理由だけで株価が上がったり、逆に全体的に下がっているときには株価が下がるということが良くあります。

なお、冒頭の画像のような横軸に時間、縦軸に株価をとったグラフをチャートと呼びます。
チャートは、株価の動きを見るのに良く利用されています。

 

【まとめ】

・取引時間中、株価は変動し続ける

・買いたい人が多ければ株価は上がり、売りたい人が多ければ株価は下がる

・買いたい人が多くなる原因としては、様々であるが、大きな要因として、企業の業績、新商品の発表などが考えられる。

・株には、市場全体に引きずられやすいという性質がある。

 

【キーワード】

証券取引所(しょうけんとりひきじょ)・・・株や債券の取引を行うための施設。東京証券取引所の場合は、9:00~15:00(11:30~12:30の休憩時間を除く)が取引時間であり、この間に株の売買をすることが可能。

約定(やくじょう)・・株取引の売買が成立すること。

チャート・・・横軸に時間、縦軸に株価をとったグラフで、株価の動きを見やすくしたもの。

 

次に、株価など株の重要な情報をどこで見ることができるのかを説明します。

 

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