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株主優待は、小口の投資でももらえることが多く、そして、保有株数が極端に多くなっても、内容があまり変わらないことが多いです。

普通の物の取引では、大量に購入すると割引があるなど大口の顧客が優遇されることがほとんどですが、株主優待の場合は、小口の顧客が優遇されるという不思議な制度になっています。

そのため、株主優待は、個人投資家向けの制度であり、株を始めたばかりで資金が少ない方でも参加しやすいものとなっています。

株主優待を実施する企業に投資する優待投資は、いろいろなものをもらえるという良いことはありますが、投資という観点ではどのような良いことがあるのでしょうか?
また、逆に悪いことはあるのでしょうか?

優待投資ならではのメリット、デメリットを順に説明します。

 

<メリット>

・高い利回り
魅力的な株主優待を実施している銘柄に投資することで、通常の株式投資を大きく上回る利回りを得ることができます。

・株価の下支え効果
株主優待目当てで投資している個人投資家は、株を長期保有する傾向があります。
そのため、優待目当てで投資されることの多い銘柄では、株を売る人が少なくなり、株価の下支え効果が期待できます。

 

<デメリット>

・優待内容の変更、廃止
株主優待の内容は、変更されたり、ひどいときは廃止されることがあります。
そのような場合は、優待をもらえなくなるうえに、株価も下がってしまう可能性も高いです。

 

<なぜ、優待投資が初心者向けにおすすめなのか?>

どのような投資方法であっても、株で利益を出すために重要なことは、銘柄選択、買うタイミング、売るタイミングの3つです。

ここからは個人的な主観が少し入りますが、3つの中で最も難しいのが売るタイミングです。
売るタイミングは、投資期間が短くなればなるほど難しくなります。

そのため、株を始めたばかりの初心者の方や売るタイミングに自信のない方には、長期投資が向いていると思います。
長期投資では、売るタイミングの重要性は少し下がって(それでも重要なことには変わりありませんが)、銘柄選択の重要性が上がり、比較的、取り組みやすいです。

そして、長期投資に向いている投資方法の1つが、高い利回り、株価の下支え効果というメリットがある優待投資なのです。

 

<優待投資のデメリット:優待内容の変更、廃止を避けるためにはどうすれば良いか?>

優待投資のメリットばかり強調してきましたが、デメリットが気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、デメリットの避け方について考えてみます。

・業績や財務内容が著しく悪い企業には投資しない
このような企業は、経営状況が厳しく、優待内容を変えてコストカットを図る危険性が高いです。
また、倒産の危険もあるので、優待投資に限らず、避けたほうが無難でしょう。

・優待がなくても魅力的な銘柄を選ぶ
優待以外にも夢のある事業内容、高い成長力など他の魅力を持つ銘柄を選んでおくと、たとえ、優待がなくなっても株価が上がることで、利益を出せる可能性は十分にあります。

優待内容の変更、廃止を予想することは難しく、管理人自身も、何度も保有銘柄の優待内容の変更を経験していますが、上記の2つを心がけて投資していることもあってか(運が良かった面もありますが)、優待の変更が原因で、大きな損失を出したことはありません。

ただし、優待内容が良い銘柄ほど、内容の変更や廃止の時のインパクトが大きいということは心にとめておいたほうが良いでしょう。

 

次に、メリットのところで説明した高い利回りを実現するための銘柄選びのヒントを紹介します。

個人的に、魅力があると思う銘柄もいくつか紹介します。

おすすめの優待銘柄に進む