ここでは、国内株の現物取引の売買手数料の比較とNISA口座内での売買手数料が無料の証券会社を紹介します。
ここで紹介する証券会社は、手数料が安めなので、用途に応じて口座を開設する価値があるものばかりです。
具体的な用途によるおすすめの証券会社は、次のページ(おすすめの証券会社)で説明しますので、まずは、売買手数料という観点で比較していきましょう。
多くの証券会社では、1取引、または、1日の取引の合計額に対して手数料がかかる仕組みとなっており、どちらかのコースを選択します。
<国内株現物取引の売買手数料比較>
(2019/7現在)
1取引の約定金額にかかる手数料
~10万円 | ~20万円 | ~30万円 | ~50万円 | ~100万円 | |
SBI | 97円 | 113円 | 270円 | 270円 | 525円 |
楽天 | 97円 | 113円 | 270円 | 270円 | 525円 |
マネックス | 108円 | 194円 | 270円 | 486円 | 1,080円 |
カブドットコム | 97円 | 194円 | 270円 | 270円 | 1,069円 |
GMOクリック | 95円 | 105円 | 260円 | 260円 | 470円 |
ライブスター | 86円 | 104円 | 194円 | 194円 | 367円 |
SMBC日興 | 135円 | 194円 | 270円 | 432円 | 864円 |
野村ネット&コール | 150円 | 324円 | 324円 | 515円 | 1,029円 |
松井 | – | – | – | – | – |
松井証券は、1取引ごとの料金体系はありません。
また、マネックス証券については、約定金額が50万円を超えると注文方法によって手数料が変わりますが、ここでは成行注文の数字を記載しています。
1取引に手数料がかかるコースについては、ライブスター証券、GMOクリック証券が全ての価格帯で安い手数料となっています。
全般的に、低価格帯の取引ではそれほど大きな差はありませんが、高価格帯では差が大きくなっており、50万円を超える取引をするならば、手数料が安めの証券会社を選ぶメリットが高くなります。
SMBC日興証券、野村ネット&コールは、総合証券ですが、ネットで注文を行うコースがあり、他のネット証券と同水準の手数料となっており、IPOなど用途によっては、口座を開設する価値が十分にあります。
1日の約定金額にかかる手数料
~10万円 | ~20万円 | ~30万円 | ~50万円 | ~100万円 | |
SBI | 無料 | 206円 | 308円 | 463円 | 822円 |
楽天 | 無料 | 206円 | 308円 | 463円 | 926円 |
マネックス | 2,700円 | 2,700円 | 2,700円 | 2,700円 | 2,700円 |
カブドットコム | – | – | – | – | – |
GMOクリック | 230円 | 230円 | 300円 | 430円 | 860円 |
ライブスター | 432円 | 432円 | 432円 | 432円 | 648円 |
SMBC日興 | – | – | – | – | – |
野村ネット&コール | – | – | – | – | – |
松井 | 無料 | 324円 | 324円 | 540円 | 1,080円 |
カブドットコム証券、SMBC日興証券、野村ネット&コールには、1日の約定金額ごとの手数料体系はありません。
1日の約定金額に手数料がかかるコースについては、1日の取引額が10万円以内であれば、なんといっても無料なので、SBI証券、楽天証券、松井証券を選べば、ダントツに安いです。
ただ、上記のケースを除いては、約定金額が数十万程度であれば、1取引の約定金額に手数料がかかるタイプを選んだほうが手数料が安く済むことが多いです。
<NISA口座内での売買手数料が無料の証券会社>
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券、松井証券、GMOクリック証券では手数料が無料なので、これら6つの証券会社のどれかにNISA口座を開設すると良いでしょう。
次に、手数料の比較を踏まえて、用途別におすすめの証券会社を紹介します。