このページでは、株式投資に関する用語を説明していきます。

 

<ア行の用語>

IPO(あいぴーおー)・・・Initial Public Offeringの略。株式が証券取引所に新たに上場され、売買可能になること。一般的に、IPO投資とは、IPO株を上場前にあらかじめ決められた価格(公募価格)で買える権利を手に入れて投資することをいいます。

ROE(アールオーイー)・・・Return  On Equityの略。企業の自己資本に対する純利益の割合。この数値が高いほど企業が効率的に利益を出していることを示し、経営効率を見るための投資指標として使われる。

ETF(イーティーエフ)・・・上場している投資信託。取引時間中にいつでも売買できるなど、通常の投資信託にないメリットがある。

イベントドリブン・・・相場に大きな流れを呼び込みやすいイベントを利用して、利益を稼ぐ手法。

インサイダー取引・・・上場会社の関係者が、投資者の投資判断に重大な影響を与える未公表の会社情報を利用して、自社の株式を売買する行為。

営業利益(えいぎょうりえき)・・・本業から得られた利益。

織り込み済み(おりこみずみ)・・・株価に影響を与えるニュース等がすでに株価に反映されていること。通常、良い(悪い)ニュースが出れば株価は上がる(下がる)が、事前に予想されるなどしてすでに織り込み済みの場合は、株価に影響を与えない。

 

<カ行の用語>

会社四季報(かいしゃしきほう)・・・東洋経済社が発行する会社の業績予想を中心に、所在地や財務情報や株主など重要な情報をコンパクトにまとめたハンドブック。証券会社に口座を開設すると無料で読むことができる。

確定申告(かくていしんこく)・・・その年の1月1日から12月31日までを課税期間として、期間内の所得を計算した申告書を税務署へ提出し、納付すべき所得税額を確定すること。

貸株サービス(かしかぶさーびす)・・・証券会社が提供している保有している株式を証券会社に貸し出すことで金利を得ることができるサービス。

株価(かぶか)・・・株の価格、値段のこと。株価は、取引時間中、変動する。

株価指数(かぶかしすう)・・・株式の相場の状況を示すために、個々の銘柄の株価を一定の計算で総合して指数化したもの。

株式数比例配分方式(かぶしきすうひれいはいぶんほうしき)・・・株式の残高に応じて、証券口座に配当金が入金される方法。

株主(かぶぬし)・・・株式会社の株を保有している人。株を買うことで株主になることができる。株主になると、配当金をもらえるなど様々な特典を得ることができる。

株主優待(かぶぬしゆうたい)・・・株式会社が一定数以上の株を保有する株主に与える優待制度のこと。株主優待には、自社製品、金券など様々な種類がある。

グロース投資・・・利益が伸びている企業に投資する手法。

経常利益(けいじょうりえき)・・・本業と毎期行っている本業以外の活動から得られた利益。

決算短信(けっさんたんしん)・・・上場会社が3か月ごとに発表する決算資料。

源泉徴収(げんせんちょうしゅう)・・・給与、利子などの支払者が、支払を行う際に税金を差し引いて国に納付する制度。特定口座(源泉徴収あり)を選択すると、証券会社が売却益から税金を支払ってくれる。

公募価格(こうぼかかく)・・・証券取引所に新規に公開される株式を投資家が購入する際の価格。

後場(ごば)・・・証券取引所における午後の取引時間。

個別銘柄指定方式(こべつめいがらしていほうしき)・・・銘柄ごとに指定した金融機関に配当金が入金される方法。

 

<サ行の用語>

指値(さしね)・・・売買価格を指定して注文する方法。買いの場合は指値以下、売りの場合は指値以上の株価で取引される。

上場(じょうじょう)・・・株や債券などを取引所で売買可能にすること。

時価総額(じかそうがく)・・・上場企業の株価に発行済みの株式数を賭けたもの。

自己資本比率(じこしほんひりつ)・・・企業の財務の健全性を表す指標。自己資本と他人資本を加えた総資本に対する自己資本の割合。数値が高いほど借入金が少なく、倒産の可能性が低い。

純利益(じゅんりえき)・・・企業の最終的な利益。

証券取引所(しょうけんとりひきじょ)・・・株や債券の取引を行うための施設。東京証券取引所の場合は、9:00~15:00(11:30~12:30の休憩時間を除く)が取引時間であり、この間に株の売買をすることが可能。

証券会社(しょうけんがいしゃ)・・・有価証券の売買の取次や引受を行う企業。個人投資家が株の売買を行う際には、証券会社に注文を仲介してもらう必要がある。

証券コード・・・上場企業に割り当てられる4ケタの数字のこと。

証券総合口座(しょうけんそうごうこうざ)・・・通常、証券会社に口座を開設する際に1番初めに開くことになる口座。株式取引のための資金の管理など様々な機能を持つ。

スイングトレード・・・数日から数週間、株を保有し、短期で売買を繰り返す投資手法。

スクリーニング・・・設定した条件に合う銘柄を検索できる機能。

前場(ぜんば)・・・証券取引所における午前の取引時間。

総合証券(そうごうしょうけん)・・・野村證券や大和証券に代表される様々な金融商品の販売、投資銀行業務など多くのサービスを提供する証券会社。

 

<タ行の用語>

単元株(たんげんかぶ)・・・株式取引で売買される売買単位のこと。大半の銘柄について100株、または、1,000株に設定されている。

立会外分売(たちあいがいぶんばい)・・・取引所の取引時間外に大株主などの大量の売注文をあらかじめ決められた価格で多くの投資家に分売する方法。

チャート・・・横軸に時間、縦軸に株価をとったグラフで、株価動きを見やすくしたもの。

デイトレード・・・1日の間に1回以上の売買を行い、細かく利益を上げていく投資手法。

出来高(できだか)・・・株の売買が成立した株数のこと。出来高の多い銘柄は、多くの投資家に注目されている銘柄と言える。

テクニカル分析・・・過去の株価のデータをもとに今後の株価を予想する手法。

投資信託(とうししんたく)・・・投資家から集めた資金を資産運用の専門家が株や債券などに投資する金融商品。

登録配当金受領口座方式(とうろくはいとうきんじゅりょうこうざほうしき)・・・銀行など指定した金融機関に全ての株式の配当金が入金される方法。

特定口座(とくていこうざ)・・・簡便な納税手続きのために証券会社に開設する口座。口座内の取引の損益の計算は証券会社が行ってくれる。

TOPIX(とぴっくす)・・・東証株価指数。東証一部銘柄を対象として算出、公表されている指数。

 

<ナ行の用語>

成行(なりゆき)・・・売買価格を指定せず、銘柄と数量のみを指定して注文する方法。

日経平均株価・(にっけいへいきんかぶか)・・東証一部上場銘柄から日経新聞社が選定した225銘柄の平均株価。

NISA制度(にーさせいど)・・・日本において、株式などの年間120万円までの投資に対して、20%程度かかる売却益、配当への課税を非課税とする制度。(2016年現在)

ネット証券・・・SBI証券や楽天証券に代表されるインターネットを利用した証券会社。基本的に営業拠点や営業員を必要としないため、手数料を安く抑えることができる。

 

<ハ行の用語>

配当金(はいとうきん)・・・企業が利益をもとに株主に支払う現金のこと。

配当金受領書方式(はいとうきんじゅりょうしょほうしき)・・・配当金受領証を自宅で受け取り、郵便局などに持って行って、配当金を受け取る方法。

配当利回り(はいとうりまわり)・・・株価に対する1年間の配当金の割合。1株当たりの年間配当金額÷株価×100で計算される。

売却益(ばいきゃくえき)・・・株を安く買って、高く売ったときに発生する利益のこと。反対に、高い価格で買って、安い価格で売った場合の損失のことを売却損という。

初値(はつね)・・・新規公開株(IPO株)が証券取引所に新規上場して最初についた値段のこと。

バリュー投資・・・企業の利益、資産などに基準に対して割安と算出される銘柄に投資する手法。

PER(ぴーいーあーる)・・・Price Earnings Ratioの略で、1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資指標。

引け(ひけ)・・・最終の取引のこと。

PTS(ぴーてぃーえす)・・・Proprietary Trading Systemの略で、証券会社などが運営する私設取引システム。PTSでの取引には、証券取引所の取引時間外でも取引できるメリットがある。2017/3現在、ネット証券でPTSのサービスを提供しているのは、SBI証券のみとなっている。

PBR(ぴーびーあーる)・・・Price Book-value Ratioの略で、1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資指標。

ファンダメンタル分析・・・企業の財務諸表などのデータをもとに分析する手法。

含み益(ふくみえき)・・・株を購入し、その後、株価が上昇した場合のまだ確定していない利益のこと。反対に、保有している株の株価が下落した場合の確定していない損失のことを含み損という。

 

<マ行の用語>

ミニ株・・・株式ミニ投資の略で、単元株未満の単位で株式を売買できる制度。ワン株(マネックス証券)、S株(SBI証券)、プチ株(カブドットコム証券)のように証券会社によって名称が異なる。

持株会(もちかぶかい)・・・従業員が所属している会社の株式を取得することを目的とする組織。

 

<ヤ行の用語>

約定(やくじょう)・・株取引の売買が成立すること。

約定金額(やくじょうきんがく)・・・株の売買が成立したときの金額。手数料は含まれない。

YAHOO!ファイナンス・・・日本で最大規模の株式のポータルサイト。株式に関するニュースや個別銘柄の情報を無料で見ることができる。

優待投資・・・株主優待を実施している銘柄に投資する手法。

予想PER・・・今期の利益予想値を基に計算されたPER。直近の実績ベースの利益を基に計算されたPERは、実績PERと呼ばれる。一般的には、PERと言えば、予想PERのことを指す場合が多い。

寄付き(よりつき)・・・最初の取引のこと。(単に寄付きという場合は前場の寄付き、後場の寄付きは後場寄りと呼ぶのが一般的)

 

<ラ行の用語>

 

<ワ行の用語>

割安株(わりやすかぶ)・・・PER、PBRなどの投資指標から市場の平均と比べて、割安と判断される株。