(2017/4/16記事作成)
5万円以内の投資金額で食事券をもらえる銘柄は、7銘柄あります。
ここでは、事業内容や利回りとパッと見た見解を簡単に紹介します。
(実際に、投資する場合はさらに詳しく分析することが望ましいです。)
なお、優待をもらえる最小単元数は、小僧寿しは5単元、それ以外は1単元となっています。
割引券など評価が難しいものがあるので、利回りは株主優待分を含めない値を表示しています。
(2694)ジー・テイスト(株価:74円、1単元の価格:7,400円)
事業内容は、回転ずしや居酒屋など多業態を展開しています。
利回りは0.67%、PERは78.7倍、PBRは1.39倍です。
株主優待は、1年間で15%割引券4枚です。
仮に、1年間で10,000円分飲食した場合は、優待利回りは20.3%になります。
優待を利用した場合の利回りが非常に高い点は魅力的ですが、業績下降気味なことが気になります。
(6636)ソルガム・ジャパン・ホールディングス(株価:232円、1単元の価格:23,200円)
事業内容は、東南アジア、メキシコなどでバイオ燃料事業を開始。主力の半導体テスト開発の受託を譲渡へ。
無配当、PERは赤字のためマイナス、PBRは3.81倍です。
株主優待は、20%割引券です。
仮に、1年間で10,000円分飲食した場合は、優待利回りは8.62%になります。
業績が非常に悪く、上場廃止の懸念もある企業です。
こういった銘柄は、業績が回復したときに暴騰する可能性はありますが、手を出さないほうが無難と思います。
(3372)関門海(株価:303円、1単元の価格:30,300円)
事業内容は、フグ、カニ料理店の運営です。
無配当、PERは71.2倍、PBRは5.60倍です。
株主優待は、優待券2,000円分です。
優待利回りは、6.60%になります。
優待を利用すれば高い利回りになることが魅力ですが、業績が不安定なことが気になります。
(8207)テンアライド(株価:376円、1単元の価格:37,600円)
事業内容は、チェーン居酒屋です。天狗で有名です。
無配当、PERは赤字のためマイナス、PBRは1.93倍です。
株主優待は、優待券2,000円分です。
優待利回りは、5.32%になります。
この銘柄も優待を利用すれば高い利回りになることが魅力ですが、業績が悪いことが気になります。
多くの店舗があって、利用しやすいというのは良い点なのですが。
(9973)小僧寿し(株価:82円、5単元の価格:41,000円)
事業内容は、持ち帰りの小僧寿しを展開しています。
無配当、PERは38.1倍、PBRは3.27倍です。
株主優待は、サービス券5,000円分相当です。(1,000円ごとに200円利用できるので、実質20%割引券と考えて良いでしょう。)
仮に、1年間で10,000円分飲食した場合は、優待利回りは4.88%になります。
小僧寿しを良く利用する方は、利回りが高くなるので、魅力があります。
ただし、この銘柄も業績に懸念があるので、積極的に投資しにくいです。
(2789)カルラ(株価:424円、1単元の価格:42,400円)
事業内容は、東北、北関東の小商圏中心に和食ファミレス『まるまつ』を展開しています。
利回りは2.35%、PERは21.2倍、PBRは0.80倍です。
株主優待は、優待券1,000円分です。
優待利回りは、2.36%になります。
業績が不安定な点は気になりますが、ここまで紹介した他の銘柄と比べると継続的に黒字なので、安心できる銘柄ではあります。
(3824)メディアファイブ(株価:474円、1単元の価格:47,400円)
事業内容は、SEの派遣、ソフト受託開発です。
利回りは1.05%、PERは58.4倍、PBRは1.01倍です。
株主優待は、20%割引券です。
仮に、1年間で10,000円分飲食した場合は、優待利回りは4.22%になります。
業績が急下降している点が気になるところです。
また、新規事業(保育)開始についても評価が難しいです。
【まとめ】
今回、調べてみた5万円以内の投資金額で食事券をもらえる銘柄は、業績に懸念がある銘柄がほとんどでした。
特に、何年も赤字が継続していたり、自己資本比率が低い銘柄は、優待以前に、上場廃止になる可能性があるので、初心者の方は投資しないほうが良いでしょう。
利用の頻度によっては、非常に高い利回りになる銘柄が多くあり、魅力的ではありますが、業績が振るわず株価が半値になってしまったり、上場廃止になっては元も子もないので、積極的には投資しずらいです。
黒字が続いている(2789)カルラは、今回紹介した銘柄の中では、比較的安心ではあるとは思いますが・・・