(2017/3/25記事作成)

10万円以内の投資金額で商品券(JCB・UCギフトカード)をもらえる銘柄は、4銘柄あります。

ここでは、事業内容や利回りとパッと見た見解を簡単に紹介します。
(実際に、投資する場合はさらに詳しく分析することが望ましいです。)

なお、優待も含めた利回りは、優待をもらえる最小単元数(1単元)を買った場合の利回りです。

 

(3190)ホットマン(株価:540円、1単元の価格:54,000円)

事業内容は、小売業です。イエローハット、TSUTAYAなどのフランチャイズを展開しており、収益の柱はスタッドレスタイヤです。
優待も含めた利回り3.70%、PERは赤字のため22.4倍、PBRは0.64倍です。
(株主優待:商品券1,000円分をもらうためには、1年間以上継続保有が必要です。)

利回りが高い点が良く、業績もまずまずという印象です。
ただし、優待をもらうためには、1年以上継続保有する必要があり、優待がなければ利回りは高くないので、長期保有を前提に購入するのが良さそうです。
また、やや出来高が少ない点も気になります。

 

(4275)カーリットホールディングス(株価:603円、1単元の価格:60,300円)

事業内容は、化薬・化学品生産です。
優待も含めた利回り4.14%、PERは21.9倍、PBRは0.60倍です。

利回りが高く、業績も安定的でおもしろい銘柄という印象です。
特損の影響のようですが、純利益が低迷している点はやや気になります。

 

(1976)明星工業(株価:670円、1単元の価格:67,000円)

事業内容は、建設工事です。海外LNG出荷基地工事に実績があります。
優待も含めた利回り3.28%、PERは10.0倍、PBRは0.87倍です。

利回り、PER、PBRで割安感があるものの、業績が停滞していることが気になるという印象です。
業績は停滞していますが、安定しているという見方もできるので、株価が安くなる局面があれば、保有したい銘柄です。

 

(3546)ダイユー・リックホールディングス(株価:735円、1単元の価格:73,500円)

事業内容は、ホームセンターです。福島のダイユーエイトと岡山のリックコーポが統合して発足しました。
優待も含めた利回り4.89%、PERは12.0倍、PBRは0.96倍です。

割安感があり、特に利回りがかなり高いところに魅力があります。
経営統合して発足したばかりの会社なので、今後の業績が読みにくいなど評価が難しい面もあります。

 

【まとめ】

商品券を優待としている銘柄は、思ったよりずいぶん少なく、10万円以下の投資金額という制限を加えると、4銘柄しかありませんでした。

事業内容は異なりますが、利回りが高く、業績は安定的だが、あまり伸びていないという銘柄が多かった印象です。

成長企業ではないので、大きな利益を得ることは難しいですが、業績が安定しているのでリスクも少なく、買いやすい面はあると思います。

現在でも、買うことを検討しても良い株価水準と思いますが、日経平均など相場全体が低迷するなど、業績が大きく変わらず、株価が下がることがあれば、より買いやすいと思われます。