(2017/4/23記事作成)

カラオケの株主優待を提供している銘柄は、私が調べたところ、5銘柄ありました。

ここでは、事業内容や利回りとパッと見た見解を簡単に紹介します。
(実際に、投資する場合はさらに詳しく分析することが望ましいです。)

なお、優待も含めた利回りは、優待をもらえる最小単元数(1単元)を買った場合の利回りです。
(株主優待の利回りには、金券など金額がわかるもののみを加えています。)

 

(2404)鉄人化計画(株価:382円、1単元の価格:38,200円)

事業内容は、首都圏で「カラオケの鉄人」を運営しています。
優待も含めた利回りは7.32%、PERは26.3倍、PBRは1.55倍です。

利回りがかなり高く、カラオケの鉄人を良く利用するなら購入を検討したい銘柄です。
ただし、業績が伸び悩んでいる点は気になります。

 

(4837)シダックス(株価:419円、1単元の価格:41,900円)

事業内容は、給食・食堂運営の受託です。車両運行・施設管理の外注受託、カラオケ店の運営も行っています。
優待も含めた利回り10.01%、PERは赤字のためマイナス、PBRは3.47倍です。

利回りが非常に高く、配当利回りだけでも3.5%を超えているのが魅力です。
ただし、業績が悪いのが気になります。(鉄人化計画と比べると、利回りが高く、業績が悪いです。)

 

(4680)ラウンドワン(株価:962円、1単元の価格:96,200円)

事業内容は、複合レジャー(ボウリング、ゲーム、カラオケ)の運営です。
優待も含めた利回り4.15%、PERは61.0倍、PBRは1.86倍です。

利回りが高く、業績もまずまずという印象です。
ただし、ここ数年を見ると特損を出して赤字になったケースがあったり、PERも高いので、業績を考えると株価は割高の水準です。

 

(2157)コシダカホールディングス(株価:2,743円、1単元の価格:274,300円)

事業内容は、「カラオケ本舗まねきねこ」の運営です。フィットネス事業も行っています。
優待も含めた利回り4.15%、PERは18.2倍、PBRは3.26倍です。

業績が伸びており、利回りも高く魅力的な銘柄というイメージです。
ただし、株価も以前よりかなり上がってしまっています。

 

(7458)第一興商(株価:4,605円、1単元の価格:460,500円)

事業内容は、業務用通信カラオケ「DAM」の販売です。「ビッグエコー」や飲食店の運営も行っています。
優待も含めた利回り3.43%、PERは26.0倍、PBRは2.27倍です。

業績が安定的で、利回りもやや高い銘柄という印象です。
悪い銘柄ではないのですが、普通の銘柄という感じで、また、1単元の価格が高く、気軽に買えない点はマイナスポイントです。

 

【まとめ】

カラオケを株主優待としている銘柄は、なかなかおもしろい銘柄が多かったという印象です。

カラオケを優待としていますが、例えば、ラウンドワンはボウリングなどのレジャー、コシダカホールディングスは温浴施設、第一興商は飲食店などカラオケ以外の用途に使えるものもあり、魅力があります。

どの銘柄も利回りが高く、業績が極端に悪くならないのであれば、保有しているだけでも利益が出そうです。

ただし、鉄人化計画やシダックスなど利回りが非常に高いものは業績に懸念があり、第一興商のように業績が安定的なものは利回りが低くなっており(当たり前の話ですが)、どの銘柄が良いかというと難しいです。

個人的な見解では、成長力が高く、利回りも高いコシダカが1番魅力的に見えましたが・・・

また、コシダカや第一興商は、1単元の価格がやや高いので、やや買いずらい面もあります。